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商品の陳列は、どうやったらお客様がその場所へ留まり手に取ってもらえるかを考えます。一番よく使うのは、陳列面を増やす方法。陳列面が多い商品ほどお客様の目に入り、手に取ってもらえる可能性が高まるからです。そしてもう一つゴールデンライン(店舗内でもっとも注目されやすく、商品を手に取りやすい場所)を活用し、そこに投げ込みジャンブル陳列を行う方法です。では、ジャンブル陳列がどういう影響をもたらすかをご説明いたします。
投げ込み陳列という名前の通り、表裏関係なく、とりあえずワゴンに入れるだけのカンタン陳列。
「○○円均一」や「売り尽くし」などで使わる場合が多く、特売品があるはずだと期待します。
買っておくと便利や、とりあえず買っておこうと気持ちが商品に向き、手にとりやすいです。
たくさんの商品が山積みされていると、圧倒的なインパクトで目が向きます。
店舗に訪れたお客様は、店内を回遊しながら何を買うかを選ぶ場合が多く、目に入ったものを手に取ったり、商品を比較したり、値段が妥当かを考えたりします。回遊を行っているうちに、買うつもりは無かった商品に気が付くこともあるでしょう。例えば、買うものが決まっていても、お目当ての商品を見つけるまでは店内を移動することになります。そこに至るまでの商品陳列を工夫しておくことで、売れ筋の商品に目がいったり、関連商品をついでに買ってもらったりすることも可能になると思われます。そこで、インパクトのあるジャンブル陳列の登場です。
目玉商品、広告商品、見切り品などがパッと見てそれだとわかるので便利です。
〇個で〇円など「バンドル販売」を行う事でさらに購入欲をアップさせます。
ついつい買ってしまう「ついで買い」効果で、客単価が上がりやすくなります。
最も見やすく、選びやすく、手に取りやすい場所に並べられた範囲を、ゴールデンライン(ゴールデンゾーン)と呼びます。人間にとって目の高さから20度下がった胸のあたりが1番見やすい高さで「粗利益率が高く、数多く売りたい商品」や「購買頻度が高い定番商品」を配置するのが一般的と言われています。年齢や性別によって高さは変わり、明確な規定はありません。 一般的に手に取りやすい高さは、男性では地上80〜140cm、女性では70〜130cm程度の範囲とされています。商品を低価格で提供できたとしても、置いてある場所がわかりづらかったり、奥の方にあったりすると機会を失う可能性があります。
驚くことに、ゴールデンライン(ゾーン)に置かれた商品の売上げが全体の8割にものぼる場合があるそうです。お客様が商品を見る頻度のことを視認率といいますが、この視認率が高くなればなるほど購入へと繋がるという必然的な結果。見て、知って、買うという行動パターンを十分理解した上で、ゴールデンライン(ゾーン)をうまく活用できれば、視認率を上げ、販売数を増やすことができるのです。
人気の商品、話題の商品といったものをいち早く察知し、利益が取れる商品をゴールデンライン(ゾーン)に陳列します。
ゴールデンライン(ゾーン)の主力商品で高まった購買意欲で、関連性のある商品へと動線を移動させ「ついで買い」効果を狙います。
目立つ商品や認知度の高い商品、お店のイメージを上げる商品などを置き視認率を上げ、留まる時間をアップさせ購入へとつなげます。
バンドワゴン効果とは、 バンドは「楽隊」、ワゴンは「荷馬車」や「ワゴン車」で、つまり、バンドワゴンとは「パレードの先頭を進む音楽隊の乗る荷馬車(楽隊自動車)」のことを意味します。賑やかで、人目につき、目にした人の心をワクワクさせ楽しい気持ちにさせてくれます。バンドワゴンに人が群がるのと同様に、「時流に乗っている側」には、どんどん人が集まります。多くの人々は、勝ち馬に乗りたがるわけです。インフルエンサーが紹介したものを欲しくなるのもその現象ですね。それをバンドワゴン効果と呼びます。
時流に乗れていない人、迷っている人の背中を少しでも押してくれる店舗と認識すれば安心して自然と足が向いて行きます。また、帰宅を急いでいる時、時間がない時でも、話題の商品やお得な情報がわかりやすく見る事ができるなど時短に繋がれば、日々のルーティンに組み込まれる効果が期待できます。
MiseDasでは、上記に述べたジャンブル陳列のメリットを最大限に活かせる店舗什器を取り揃えております。